海辺の町の香月さん。
2018年 10月 04日
コーヒーを飲みながら、
窓の外に揺れる竹を見ていたら
画家の香月泰男さんを思い浮かべた。
香月さんは、一生涯、
シベリアの捕虜生活を描き続けた人で、
シベリアから持ち帰った木が、
庭で大きな枝を広げていると言う。
夏には葉が茂り、香月さんは
それを見るのが好きだったそうだ。
木に心を託す人は、心の美しい人だと思う。
晩年にはヨーロッパを旅し、
セザンヌのアトリエに
じっと佇む姿が目撃されている。
by kagedesu
| 2018-10-04 23:11
| 日々のこと