no.5/レコードジャケットがファッションの先生だった
2011年 06月 08日
フォークやロックを真面目に考えたマガジンだった。
マニア向けに発行されたガリ版刷りのミュージックペーパー。今や伝説モノ。
思い出すと母親は、「そんな汚い服を着ないで。」と良く言っていた。
お金をあげるから、床屋に行きなさい、とも。
「そのうるさい音を小さくしろ。」と父親にも言われた。
僕にとって、70年代はそんな時代だった。
最初に見た時は、すごいなの一言。
ニールヤングの「AFTER THE GOLD RUSH」のジャケット裏面。
見よ!ヒッピー風継ぎ当て。
これもヒッピー風、こんな柄のパンツ、見た事がなかった。
ジョン・セバスチャンのライブ盤。
長髪、口ひげ、ワークシャツ、よれよれズボン。
ファッションセンス100点満点のジェームステイラー。
農家スタイルにしては、少し派手なシャツのノーマン・グリーンバーム。
ペタルマはサンフランシスコの小さな北の町で、有名な鶏の産地だ。
ERIC JUSTIN KAZのジャケット。
都会的なインテリアと、カウボーイブーツのギャップが面白い。
JERRY JEFF WALKERの、BEIN'FREEのジャケット裏面。
こちらは、カウボーイハットに自転車という組み合わせ。
今は亡き、TOWNES VAN ZANDのPOPPY盤。
カウボーイハットに、ジョン・レノン風の眼鏡をしている。
LEEライダースのGジャンを着た、LEE CLAYTON。
ウエスタンスタイルなのに、帽子は被っていない。
それぞれに皆、新しい自分を主張していた。
TOM RUSHのエレクトラ盤。フォークミュージックの時代なので、場所はNYに変わる。
重い裏皮のジャケット、細身のコーデュロイのパンツ、そしてスエードのウエスタンブーツ。
TOM RUSHと同じ、60年代制作のPATRICK SKYのヴァンガード盤。
撮影はセントラルパークだと思う。ほとんど同じスタイルだ。
カナダ出身のIAN &SILVIAの同じくヴァンガ−ド盤。
イアン・タイソンのウエアーは、先ほどのパトリック・スカイと同じタイプだ。
BOB DYLANのデビュー盤。労働者風のキャップに、またもや同じ様なジャケットを着ている。
もしかして、当時のフォークシンガーの流行の格好だったのか?
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by kagedesu
| 2011-06-08 04:45
| DRIVE PHOTOS, USA